2021.12.06
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
工夫を凝らす日々このたびレビウス匠では
一緒に汗を流したり
次の展開を新しく考えたり…
時間や思いを共有できる職人さんを
募集することにいたしました!
経験のある方はもちろんですが
未経験の方でも大丈夫です😊
最初はできることを見つけながら
少しずつお任せしていくことになりますが
将来的に独り立ちをしたいという夢を
持たれている方も応援していきます👍
『こうしたら、どうだろう?』
『この次は、こんな風にしよう!』など
誠実さを意識して共に工夫をしながら
日々を積み重ねていきたいと思います。
詳細につきましては
コチラをご確認ください💫
↓
レビウス匠の職人募集
2021.11.30
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
ひとの繋ぐ力伝統的な建築等が残る町並みを
保存することによって
その町ならではの個性や魅力を再生させたり
住民の生活環境を整備することを
町並み保存というそうです📖
国が文化財保護法に基づいて選定する
“伝統的建造物群保存地区”や
県や市の景観条例などに基づいて指定する
“町並み保存地区”のほかにも
有志の方が町並み保存会などを結成して
町並み保存運動を展開するものもあります。
少し難しい説明が並びますが
第2次世界大戦後の急速な復興と
経済成長の陰で失われていく伝統的な建物や
当たり前に存在した景観を残すため
保護し活用する取り組みを
国が後押しするようになったんだそうです🧐
そのため指定されたエリア内では
たとえ自分の土地や建物であっても
景観を損ねるような新築や改築などは
自由にできなくなっています。
町並みとの違和感があるものは認められず
申請などの手間や金銭的な負担もあるため
補助金が出ることも少なくありません。
国が選定した“伝統的建造物群保存地区”は
岡山県内にも三ヶ所あります。
まず一つ目の倉敷市の倉敷川畔は
岡山県を代表する観光地のひとつで
商家町が並ぶ美観地区で有名です💫
白壁の町並みや倉敷川沿いの柳並木
明治時代以降に建てられた洋風建築などが
調和した景観が楽しめます。
次に二つ目の津山市の城東では
江戸時代の城下町や陣屋町を基礎とした
風情を味わえます。
津山城の堀にもなっていた宮川を渡ると
約1kmも商家が続く町並みがあり
国や県が指定する文化財なども
数多く公開されているそうなんです。
最後の三つ目の高梁市の吹屋町は
山間部に位置する鉱山町で
銅とベンガラの生産で栄えた町です。
銅鉱脈の近くで良質なベンガラが生産され
ベンガラを生産した豪商の家は
間口の大きい町家となっています。
瓦は赤褐色の石州瓦
土壁には地元の赤土が使われ
格子もベンガラで塗られるなど
特有の赤い色が印象的な町並みです✨
岡山県が指定する“町並み保存地区”も
昔の風情を色濃く残す町並みとともに
地元の方や文化の交流拠点として
賑わっています。
古民家を再生したギャラリーで
作品展示やミニコンサートなどを開催したり
子どもでも気軽にできる体験教室があったり
地元食材を楽しめる場所があったり…。
実際に足を運ぶと
町並みや景観を保存していくためには
多くの人の力が必要なことを改めて感じます🤝
自治体のなどの
『町並みを守る』という方針がなければ
保存していくことはできず
地域に住んでいる方の理解と協力は
欠かせません。
そして…ここでも昔から今に続く
いろんな職人さんの技術を目にします🌟
県外や海外で異文化に触れることは
とても楽しく刺激も大きいですが
岡山県内にも新しい発見や面白さは
きっとたくさんあるんです!
日常とは違う時間の流れを感じながら
ほんの数時間だけでも
体験したり散歩したり
何もしないでボ〜ッとしたりする時間を
過ごしてみるのも
たまにはイイですよね😊
2021.11.18
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
“HOUSE”と“HOME”
本日11月18日は
一般社団法人 日本記念日協会認定の
「いい家の日」です。
なぜ11月18日が「いい家の日」なのか
というと…
日付が「11(いい)18(いえ)」という
単純な語呂合わせみたいです🤣
多くの人に
『自分にとって「いい家」とは何か』
ということを考えてもらうことを目的とした
記念日なんだとか。
「いい家」と一語で表現されていても
具体的に考えていくと
人によって条件がいろいろ違うのが
面白いですよね!
ずっと住み続けたい人もいれば
子供の成長や自身の生活ステージに合わせて
住み替えをしたい人もいます。
新しく家を購入する際には
いっぱい悩んで自分が納得した「いい家」に
住みたいと誰もが思います。
これから家を購入する方だけでなく
賃貸か持家かも関係なく
当たり前のように今住んでいる住宅について
関心を持ってもらうことも
目的のひとつとされているそうです✨
“HOUSE”と“HOME”は日本語に訳すと
どちらも「家」になってしまいますが
似て非なるものなんですよ🏠
“HOUSE”は一軒の「家」
建物そのものを指します。
これに対して
“HOME”は人が「住んでいる場所」
暮らしのある我が家を指します。
「家」に限ったことではなく
自分にとって「いい」とは何か…
改めて自分と向き合う時間を過ごす日にしても
良いかもしれないと感じた
「いい家の日」でした😊
2021.11.16
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
神秘の銘木
黒柿とは
白と黒の縞模様をもつ柿の古木です。
樹齢150年以上の古木のうち
数万本に1本の割合で
年輪とは異なる紋様が幹に現れています。
柿は一般的に折れやすく
建築材料になりにくいのですが
茶道、華道、香道などの
日本文化の源流となった鎌倉・室町時代以降
武家流儀の茶室や総黒柿の書院など
古来から銘木として珍重されているんです☝️
なぜ年輪とは別の紋様が出てくるのか?
はっきりとした理由は
現在も解明されていないそうです🤔
墨汁を流したような穏やかな色合いで
強すぎる主張をしない黒色は
日本人の美的感覚に馴染む風合いを演出し
昔から高級木材として扱われてきました。
繊細な細工が美しい指物などに
使われることが多い木材でもあるのですが
黒い部分と他の部分とでは密度が違い
乾燥や加工が難しく
とても高度な職人の技を必要とします。
黒柿は入手から乾燥や加工に至るまで
すべての工程において希少価値が高いため
最高級木材とも称されるほど
銘木と呼ばれる木材の中でも
特に希少な銘木です🌟
寛政九年の『染物秘傳(そめものひでん)』に
黒柿色の染色法が記されていたり
正倉院宝物として納められている
琵琶や琴に鞍や厨子など20点以上にわたって
黒柿が使われていたりと
昔から黒柿を珍重していた様子が伺えます。
一方でWEB上で使うカラーコードに
色見本が定めらていたり
つい先日も会津若松市で
黒柿を使った工芸品の展示会があったりと
今もなお幅広く息づいてるんですよ😊
黒柿の背景を知っていくうちに
他の木にはない紋様や
ひとつとして同じものがない色合いは
見る人の心を惹きつける不思議な魅力と
圧倒的な存在感に満ちているようにも
感じてきませんか?
肌触りも滑らかで
とても心地の良い触感なんです✨
この触感は是非体感していただきたいので
機会があれば手に取って
この質感を感じてみてくださいね!
2021.11.11
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
昔の鬼と今の鬼
和風住宅の棟の端などに設置される瓦を
鬼瓦といいます。
建物のシンボル的要素が強い鬼瓦は
神聖な場所とされる棟端に
建物の守護を目的として
古くから使用されてきました。
厄災除けの意味を持つものや家紋など
様々なデザインがあったのですが
昔は鬼面👹のデザインが多かったため
鬼瓦と呼ばれるようになったそうです。
時代の流れとともに
鬼面に代わって雲・植物・浪をはじめ
宝珠や七福神など
デザインの種類が増えていきました。
鬼瓦と聞くと
鬼面や華やかな装飾が施されたものを
連想しがちなので
最近主流になっているシンプルなものも
同じように鬼瓦と呼んでいるのが
不思議な気分になる瞬間があります🤫
ちなみに✨
今は展示が終わっているのですが
鬼師と呼ばれる鬼瓦の職人さんが
大人気の“鬼のアニメ”とコラボして
鬼の瓦のモニュメントを製作したことが
話題になっていました。
伝統と流行を融合させることで
伝統のある技術や作品を
身近に感じやすくなる気がしませんか?
そんな機会が増えていくと
見過ごされていた良さを再認識できたり
新しい魅力が生まれたりと
愉しみ方も広がっていきそうですね🎶
2021.11.08
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
窓越しの景色と暮らす
先日のサプライズ花火🎇
ご覧になることはできましたか?
室内から見える景色を
絵画の額縁のように切り取る窓の事を
ピクチャーウィンドウといいます。
トップにある花火の画像は
ピクチャーウィンドウからの眺め
…ではないのですが😅
窓の向こう側に
日々変化する風景を観られるようにするのが
ピクチャーウィンドウです。
ピクチャーウィンドウを設置することで
外の景色と家の中につながりが生まれ
空間を広く感じられるようになるので
狭小住宅にもオススメです🖼
フォトジェニックな庭園として話題の
京都の「正寿院」には
日本の伝統文様である『猪目(いのめ)』
と呼ばれるハート型の
ピクチャーウィンドウがあるんです!
他にもピクチャーウィンドウが
観光スポットになっている寺院は
京都だけみてもたくさんあるんですよ😊
「泉涌寺 雲龍院」の「蓮華の間」に並ぶ
4つの雪見窓や
「源光庵」の“丸い窓”と“四角い窓”であったり
「東福寺 光明院」の「羅月庵」にある丸窓など
季節の移ろいを感じる自然の景色は
それだけで特別なアートのようで
高価な絵画とは違う贅沢さや魅力を感じます。
機能性は高くないかもしれませんが
住んでいる家から観る日常の景色を
特別に感じられたり
心地よさを味わえたりする空間創りは
おうち時間が更に満たされそうです💫
いま在るモノで
何気ない日常を豊かに過ごせる
先人の智慧には脱帽です。
2021.11.02
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
温もりある木目美
麻や絹などを使った織物の壁掛けのことを
タペストリーというのですが
焼杉の見本をタペストリー風に飾りました♪
タペストリーも歴史の古い工芸品で
古代ギリシャの兵士が描かれた
紀元前3世紀~2世紀頃に作られたものが
発見されています📚
長い年月を経て
現在では装飾用としての役割だけでなく
のぼりなど宣伝広告を兼ねた
利便性の高いものへと
幅広い発展を遂げているんだそうです。
風景や模様などを織り込んたペルシャ絨毯も
羊毛の質や織りの技術など
優れたアート性を感じる作品として
室内に飾らているのを目にします✨
ギャッベと呼ばれる南ペルシャの織物を
数多く取り扱われているお店が岡山にもあり
間近で眺めることができるんですよ!
『ギャッベ 岡山』で
ぜひ検索されてみてください🔎
材料も道具も物質的に豊かではない背景や
気の遠くなるような手仕事を想像すると…
正直言うと。。。
物質的に恵まれた現代の生活をしていると
想像しようとしても限界があり
想像しきれませんでした💧
木の成長記録とも表現される木目も
長い時間をかけて
濃淡のある模様を連ねていきます🪵
“様々な違いがあり同じモノはない”
そのモノのありのままの魅力を楽しめるような
気持ちの豊かさを思い返すアイテムとして
木目が引き立つ木材を
身近なものに使われてみるのもオススメです。
2021.10.25
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
“見せる” 収納
スペースを有効に使う壁面収納を
おしゃれな感じにDIYされる方も
最近多いのでは?
趣味の道具や日用品を
インテリアの一部にしてしまう収納は
自分の持っているアイテムが一目瞭然です!
掛けたり吊るしたりする壁面収納なので
スペースをあまり占有せず
ガレージなどの限りあるスペースで
取り入れたい収納方法のひとつです。
誰が見てもドコに何があるのかが
一目で分かるようになるので
共有アイテムの使いやすさも増しますね😊
室内の壁面にも
有孔ボードやワイヤーネットを使って
フックやピンを掛けるようにするだけで
比較的簡単に取り入れられます✨
100円ショップやホームセンターで
材料を揃えることができるのも
取り入れやすいポイントです。
あとは…💡
使ったアイテムを元の場所に戻すこと!
これを習慣にできるかどうかが
大きなポイントです☝️
2021.10.14
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
耐震性を強める補強材筋交いの歴史は古くて
法隆寺や姫路城でも採用されていました🏯
柱と横架材で囲まれた四角形の対角線上に
筋交いを固定することで
水平方向の力に対する強度が増します。
暴風や地震などの揺れに対する耐久性を
高めることができるため
構造用合板のような耐力面材とともに
目にすることの多い補強材です。
材料が少ないシンプルな施工方法なので
建物の内部に使われることが多く
屋根の大きさ・重さや上下階のバランスなどを
計算したうえで施工されます💫
屋根の形や重さには
他の役割を果たすために意味があったり
部屋の広さや数には
住まう方の想いをカタチにするために
様々な壁の数や形があったりします。
その一方で
建築物全体の構造を把握して
建築基準を遵守することは
安全に暮らすことのできる家づくりに必須です。
いろんな視点から状態を捉えて
バランスよく組み合わせるコトができたり
普通なら気がつけないコトでも
見えてくるものがあったり…。
そういうコトができるのを
知識と経験を重ねるという言葉で
言い表すのかもしれないですね✨
名古屋大学大学院環境学研究科から
筋交いの力を体感できる教材として
ペーパークラフトが配布されているのを
見つけました🎶
両面テープだけ準備すれば
お子様にも作れる簡単なものなのですが
驚くほど揺れ方の違いを体感できます!
1995年の阪神淡路大震災で
倒壊した木造住宅の多くは
筋交いに関わる問題を指摘されたそうです。
これから耐震診断を行う場合や
木造住宅の耐震改修を行う場合には
申請すれば必要な費用の一部を
補助金として受け取ることができます📝
ご検討中の方は
ぜひ一度お住まいの市町村に
お問い合わせされてみてください😊
2021.09.03
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。
作業場リニューアル近日完成!作業場に事務所を増設しています✨
事務所といえば
無機質な執務空間になりがちですが
壁の一部に木材を使うことで
自然の木目を活かした温かみのある空間に
なっています。
最近では壁紙の一部に違う色や柄を取り入れ
印象的な雰囲気を作り出すアクセントクロスも
人気が高いですよね😊
ところで💡
木は木材に加工されてからも
“呼吸” を続けているという話を
聞かれたことはありますか?
木材は自然に湿気の吸収と放出を繰り返し
室内の湿度を調整してくれます。
部屋の中が乾燥している状態では
木材に含まれている水分を吐き出して縮み
逆に湿度の高い状態では
大気中の余分な湿気を吸収して膨らみます。
このような現象が “呼吸” に例えられ
“木材は生きている素材” といわれる所以
にもなっているんです。
オフィスでも注目されているウッドデザインは
淡い色合いで清々しい印象がある
「ナチュラルウッド」や
古木のレトロ感が味わい深い
「ヴィンテージウッド」など
視覚的に楽しめるだけではありません☝️
一部だけでも本物の木材を使うことで
より温かみのある雰囲気や快適な環境作りから
香りによる癒し効果まで楽しめるんですよ。
植物や花を組み合わせて
“木” と “緑” が調和し合う空間を演出したり
コンクリートやスチールなどの
無機質な素材と組み合わせて
スタイリッシュな空間を演出したりと
インテリアの幅が広がっていくのも
面白いですよね!
空間のリニューアルをするとき
アクセントに木材を使われてみると
温かい印象の心地良い空間になるはずです💫
今回は自社の事務所なので
在庫として余っていた木材を使っていますが
そうは見えない仕上がりにできるのも
大工ならではの手仕事です👍🏽