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2022.03.28

ウッドデッキ

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

自然の素材を活かす大工の技

以前に新築をお任せくださった
“海の男”である施主様のお宅にある
ウッドデッキのリフォームを
ご依頼いただきました🙏

ご自身のお仕事⛴を連想させる窓や室内装飾
こだわりの素材を取り寄せた外壁など
唯一無二のお宅です🏠✨

そんなお宅のウッドデッキは
BBQをご一緒されたエピソードを
ご近所の方からも聞かせていただけるほど
お宅のシンボルになっているんだろうなと
感じます🌟

今回のリフォームでは
床材に耐久性と強度に優れた木材である
セランガンバツを使っています。

屋外でも通常の使用では
20年以上の耐久性があるとされ
硬く緻密な材質は
微生物や害虫を防ぐとともに
優れた耐腐朽性を発揮する木材なんです📝

大断面の木材に加工ができるので
大阪空港やホテルなどの大型施設から
公共施設や店舗といった場所にまで
幅広く使われている
人気の高いハードウッドです🪵

ウッドフェンスは
横に編んだ木材が緩やかな曲線を描き
柔らかい印象が特徴的な仕上がりです。

施主様のお人柄である
ユーモアを交えた会話や気配り
楽しいやりとりなどのおもてなしを
象徴するかのような
新しいシンボルウッドデッキです💫

適度に光が入るので囲まれ感が和いでいて
プライバシーを守りつつも
お庭との繋がりが感じられる空間に
なりました👏⸝⋆︎*♪

陽が沈んでからも
屋外照明を工夫したり
ランタンやキャンドルを灯したりすることで
光の演出が組み合わさり
昼間とは違う雰囲気が楽しめそうです!

日常に埋もれてしまいがちだけど
そこにしかない当たり前な時間を
我が家で丁寧に過ごすことができるのは
とても贅沢ですよね😊

木材の厚みや編み方も多種多様で
天井や腰壁などの内装や建具などに
取り入れたりすることで
室内の印象も大きく変わります。

ご興味のある方は是非ご相談ください🐥

✺ 積み重ねてきた経験
✺ 経験を技として活かす技術
✺ 経験や技術の伝承
✺ 場の空気や人との繋がりを作る人柄 etc.

目には見えないけど絶対的に存在している
代わりのきかないモノが集まり
カタチになった今回の施工事例は
コチラから ▶︎▶︎▶︎ ウッドデッキ改修
2022.03.18

「つどい」の場

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

玉原地区ボランティアセンター

お年寄りや障害者だけではなく
子育て世帯のちょっとした困りごとなどを
住民同士の支え合いや助け合いにより
解決できる場所として
玉野市内に4ヶ所の
ボランティアセンターが設立されているのを
目にされたことはありますか?

市民センター単位で
地区の社会福祉協議会の設立を
玉野市社会福祉協議会が
推進しているんだそうです🌱

玉原地区ボランティアセンターでは
『お気軽にお越しください』という
お声かけの通り
本当に気さくに迎え入れてくださいます😊

オカリナ教室が開かれている日もあり
オカリナの柔らかい音色で
懐かしい曲を演奏されています🎼🎶

ほのぼのとしたやりとりを近くに感じる
和やかな雰囲気に包まれた空間は
一人でお茶をしていても
日常を少し離れたホッコリとした時間を
過ごすことができますよ☕️


最近では高齢化の進む地区ほど
身近にあってほしい地元商店や金融機関など
生活に必要な場所が少なくなっています😔

住み慣れた地域だったはずが
気がつくと不便を感じることが増え
だんだんと出かける機会が減り
それぞれが孤立していく…という日常が
当たり前になりつつあるようにも感じます。

その一方で
日常の困りごとを解決する拠点となる
ボランティアセンターや
住民同士の結び付きを強める
コミュニティカフェなどの開設に
力を注がれている方々がいらっしゃるんです!

もし気軽に立ち寄れる「つどい」の場を
必要とされている方がいらっしゃるのなら
このような場の存在を
知ってほしいなと思います💫
2022.03.11

防護柵

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

侵入させない "イノシシ対策"

イノシシは柵と柵の下側の地面との隙間を
掘り返して潜り込んだり
柵の連結部分にできる数cmの隙間などを
こじ開けて侵入することが多いそうです。

大きいイノシシでも20cm程度の隙間があれば
十分に入り込んでしまうみたいですよ😱

柵を飛び越えることは少ないようなので
イノシシに侵入されないためには
柵の下側や連結部分に隙間を作らないことが
ポイントのひとつになりますね!

イノシシの被害を防止する設備にも
さまざまな資材があります。

🐗 トタン板
🐗 ワイヤーメッシュ
🐗 電気柵
🐗 ネット類 etc.

それぞれの資材の特徴を把握したり
地形などの環境による条件を考慮したりと
その場所に合うものを選択して
効果的に設置することが大切です✨

手間の少ない対策として
ニオイや音・光を使った忌避材や装置が
使用されることがありますが
被害を防止する効果は低いという話を
耳にしたことがあります。

せっかく対策をするのであれば
きちんとした防護柵の設置を
一度は検討されてみた方が良いのでは🤔

…と思いますので
ご検討される際には
お気軽にご相談ください😊

ちなみに💡
玉野市の農林水産課に
イノシシ対策係という部署があるのを
ご存知でしょうか?

農業者向けに限定されているのですが
イノシシによる農作物被害を防ぐため
電気柵やワイヤーメッシュ柵を
農地の周囲に設置した場合には
補助金が交付されます。

ほかにも地域ぐるみでの取り組みに
補助などの支援を受けられる場合が
あるそうなんです💫

要件などの詳細については
玉野市の農林水産課へ問合せをされるか
ホームページにも掲載されていますので
確認されてみてくださいね🔍
2022.03.04

石工(いしく)

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

次世代に繋ぐ文化と技術

長い歴史の中で受け継がれてきた
社寺建築や木造建築の基礎部分を
石材が支えています。

建物の基礎部分だけではなく
鳥居や石燈籠など
石材を加工する職人さんを
「石工」(いしく)といいます。

各都道府県知事が認定する
「石材施工技能士」という国家資格も
あるそうなんです📖

石垣や庭石など石を使ったものは
身近にも意外とたくさんありますよね?

石垣の技術が発展したのは
安土桃山時代といわれています。

防御性や権力誇示などのため
石を高く積み上げる石垣の需要が
高まったそうなんです🏯

石積みの技法にも種類がいくつかあり
粗く砕いて加工した石を積んでいく
「打ち込みハギ」という技法は
言葉は耳にしたことがなくても
お城の石垣で目にされたことがあるはず✨

例えば…☝️
地元の名城・岡山城の見どころのひとつが
石垣だという話を聞かれたことはありますか?

岡山城は三人の武将によって建てられたり
増改築されたと言われていて
基盤である石垣も
それぞれの時代に組み直されているんです。

3つの時代の石垣を
1つの城で見ることができるというのが
岡山城の魅力のひとつとされています!

🔘 野面積(のづらづみ)
   ↪︎ 豊臣秀吉の指導で築城した宇喜多秀家時代
🔘 切り込みハギ
   ↪︎ 増改築に積極的だった小早川秀秋時代
🔘 打ち込みハギ
   ↪︎ 月見櫓を作った池田忠雄時代

ちなみに💡
滋賀県には「野面積」を得意とする
「穴太衆(あのうしゅう)」と呼ばれる
伝説の石工集団が存在しています。

戦国時代から安土桃山時代に主流だった
「野面積」は自然石を積んだあと
その隙間に小石を詰めて補強していく技法です。

岡山城の「野面積」も
もちろん「穴太衆」の石工の仕事です💫

石積みの需要が減少している今もなお
穴太衆の高い技術力は
滋賀県大津市坂本地区で受け継がれています💪🏽

日本では
国産石材の確保が難しくなっていたり
住宅事情の変化から
灯籠や彫刻物の需要も減少傾向にあります。

それでも各産地で
今の暮らしに合う石工品を追求する
プロジェクトが立ち上げられていたり
アーティストなどの他分野と協力したりと
石の文化や技術を
次の世代に繋ぐ活動は行われています😊

作り手が残すモノは
何年もの時代の移ろいを経て
顔を合わせるはずのない人の目に映ります👀

さらに手を加えられながら
受け継がれていくことも多いと思います。

そういう技術や文化など
目に見えないモノの繋がりを感じられるのも
モノづくりの醍醐味のひとつなんだと
思います🌱


岡山城の「令和の大改修」も
リニューアルオープンが
2022年11月3日に決まったようですね。

後楽園も綺麗な景色になる頃なので
ゆっくりと時間をかけて
散策してみるのもいいかもです🍁