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2022.05.31

蝙蝠(こうもり)

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

福を呼ぶ幸運のシンボル

コウモリは特に中国では
福をもたらす縁起の良い生き物とされ
幸運を引き寄せると言われているそうです。

風水でも縁起が良いとされていて
2匹のコウモリは幸運を招き
5匹のコウモリは
功名・福寿・結婚・金運・健康を表わす
と言われています。

先日リフォームをご依頼いただいた床間にある
床脇天袋の引き手にもコウモリのデザインが
あしらわれていました。


幸運の兆候とされる縁起が良い生き物
…なのかもしれないですが🌀
実生活ではコウモリによる被害は深刻です😓

🦇 羽音や鳴き声による「騒音」
🦇 糞尿による「異臭・衛生的な被害」
🦇 寄生している「ダニやノミの大量発生」
🦇 侵入による「建物の老朽化」

日本で問題になるコウモリは
アブラコウモリ(イエコウモリ)という
体長5㎝ほどの小さいコウモリです。

このコウモリは1㎝ほどの隙間があれば
入ることができてしまうので
屋根の隙間だけでなく窓と網戸の間だったり
換気扇やエアコンからも侵入可能なんです😱

コウモリは春から秋にかけて
活動が盛んになり集団で家に住みつきます。

そのため大量の糞尿により
天井にシミができたり
トタンがさびたりするなど
建物の老朽化を加速させます🏚

コウモリの気配がしていても
実害が出ていないからと放置していると
目に見えないところで
被害が大きくなっている場合も。

コウモリの被害は放っておくほど
状況が悪化していきます。

シロアリ被害 と同様に
コウモリ被害も気がついたら早めの処置を
オススメします☝️

…ですが⚠️

コウモリはゴキブリや蛾などの
害虫を食べてくれる益獣とされていて
「鳥獣保護管理法」で保護されているため
許可なく捕獲・殺傷ができません🈲

コウモリ駆除の専門業者は殺すことなく
“家から追い出す” という方法で
コウモリを退治しています。

ご自身で追い出せないときは
ぜひ一度ご相談ください!

そんなコウモリもじっくり見てみると
目がクリクリして可愛らしくもあります🌱

最近ではハロウィン🎃用のアイテムに
モチーフとして使われていたりもするので
親しみが増してきている動物なのでは?

家の中にコウモリが入ってくるというのは
あまりないコトだと思います。

だからこそ入ってきたときには
被害・駆除といったイヤな気分だけではなく
幸運が訪れる前兆かも✨という気分も
同時に少しだけ味わいながら
処置にとりかかってみてはいかがでしょうか😊
2022.05.20

✿ LINEスタンプを作りました ✿

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

クッションとサポート

当社のロゴを使って
LINEスタンプを作成しました🎨🖌

文字ベースのコミュニケーションだと
伝えるための文章だったはずが
長い文になりがちで伝わりにくかったり💭
事務的な冷たい印象になってしまったり💭💭
相手のリアクションが分からなかったり💭💭💭

そんなときスタンプひとつ送るだけで
伝えるための工夫の幅が
広がる気がしませんか?

クッション言葉の代わりになって
やわらかい印象で伝えられたり🌱
伝えたい表現やトーンを
伝えるサポートをしてくれたり🌱🌱
既読無視と区別できるように
確認している旨を伝えられたり🌱🌱🌱

スタンプ選びが少し手間かもしれませんが
文字ベースのコミュニケーションの
デメリットを補ってくれる気がします🤗

今のところ当社のスタンプは
全40種類のLINEスタンプが2個あります♪

1. しごとの匠
 仕事にも使える丁寧な言葉のスタンプです


2. いつもの匠
 日常で使える気持ちを伝えるスタンプです


ロゴを使っているので
企業スタンプ的な感じはゼロではありませんが
『匠』の技をもつ職人さんたちはもちろん
『匠』が名前につく方々が
使い勝手よく気軽に送れるスタンプに
仕上がっていたら嬉しいです!

もし興味を持っていただけたなら
LINEスタンプのキーワード検索🔍で
『levius_takumi』と
入力されてみてください😊
2022.05.13

雨と建築

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

雨水の流れをデザインする

四季のある日本では
一年を通して気温や湿度が
大きく変化します🔄

家を建てるときは梅雨を避けた方が良いと
言われていた時代もありました。

ですが💡
現在は木を乾燥させる設備に対して
国からの補助があるなど
意識も環境も大きく変わっています👍

在来工法の場合は
1日で屋根まで作ってしまうので
たいていの雨からは
建物の骨格部分を護ることができます。

たとえ屋根があっても
木材が雨に濡れないように扱い
濡れてしまったとしても
乾燥期間をしっかり設けるなど
現場では細やかな対策もしているんです😇

一定以上乾燥させた「乾燥木材」が
安定的に手に入らなかった時代や
「乾燥した木を資材として使う」という
認識自体が薄かった時代には
湿度が高い梅雨時期を避けなければ
木を扱い切れなかったのかもしれないですね🤔

木の特性を熟知した職人さんが
「乾燥した木を資材として使う」
「正しい対策を知り養生する」など
という認識で作業しているので
時期については
それほど気にされなくても
安心してお任せいただけるのでは🍀
…と思います💫

梅雨時期に限らず
臨機応変な対応ができることで
住まう方のタイミングに合わせられるのも
現場の経験を積み重ねた職人さんの
成せる技💪🏽✨ですよね😊

話は変わりますが👀
水を対策するという視点だけではなく
水と共生するという視点で建築や設計を見ると
雨樋(あまどい)の役割 のような機能面とは別の
興味も湧いてきます🌱

軒樋(のきどい)や鮟鱇(あんこう)
竪樋(たてどい)や集水など
日本の伝統的な民家や寺院の建物には
雨水に対する日本人の美意識を感じます。

最近では開放型の樋が施されている建物も
多くなってきています🧐

たとえば✍️
🎗栃木県の石の美術館の駐車場にある石の樋
🎗佐賀県立陶磁文化館の屋根にある樋
🎗隈研吾氏設計監修の無印良品「窓の家」
などがあります。

さらには雨樋をなくすデザインとして
先人から受け継がれてきている
軒の出や裳階(もこし)
砂利敷・苔・芝・雨落ち石などもあります!

水の侵入を避けるためだけではなく
水と共にという逆転の考え方に魅せられます🌟

気にするべきポイントは
“時期” や “状況” などの条件に負けず劣らず
人の持つ “発想” や “経験” なのでは🍀
…と思います💫