ブログ

2021.09.17

建築の祭式

建築の祭式
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

古代から受け継がれるモノ

太古から日本人は事あるごとに神に祈り
『衣食住』に関連する祭事を
行ってきたと言われています📖

『住』に関する祭式についても
厳粛なものとして
現代に受け継がれてきたものが
たくさんあります💫

そのひとつである建築の祭式ですが
本来は二十数種の儀式があるそうなんです!

家を建てることは何十年に一度という
大きな出来事であったり
危険と隣り合わせで作業する職人さんの安全や
これから住まう方が
安心して暮らせるようにと願ったり…。

儀式を行うことで
気持ちも引き締まります。

一般的な儀式としては
地鎮祭、起工式、立柱式、上棟式、
定礎式、清祓式、竣工式、落成式、
竣工披露宴などがあります。

最近では地方の習慣や事情により
このうちの三式程度を組み合わせて
行われることが多いようですね。

それぞれの儀式の内容や由来も
知るほどに興味深くなります🧐

少し前の話になりますが
現存する祭式のうち
最も古式に則ったものとされている
伊勢神宮の式年遷宮が
大きな注目を集めていました⛩✨

古代の人も現代の人と同じように
安全や住みやすさなど
人を思い合い携わっていたのではと
思ったりもします。

儀式の持つ意味はもちろんですが
そんなことを想像しながら
古い建築物や遺跡を見てみると
いつもとは違う趣のある時間を
過ごせそうな気がしてきます😊

ちなみに…
ヨーロッパやアメリカでも
トッピング・アウト(Topping out)と呼ばれる
日本でいう上棟式があるそうです!